さくら姫のひとしずく

 ❤みなさまこんにちは❤  シャーマンであるさくら姫さまのファンクラブです。  神と人をつなぐさくら姫 神々さまの言葉をお伝えいたします。  たぐいまれなる力を発揮する乙女の存在をみなさまにお届けいたします。  よろしくお願いたします。

カテゴリ : 詩

そら




<できたら>

素顔で微笑んで欲しい
できたら愛に我を忘れて

その瞬間のあなたは
花のように自然で
音楽のように優雅で
そのくせどこかに
洗いたての洗濯物の香りをかくしている

かけがえのない物語を生きてほしい
できたら
小説に騙されずに
母の胸を
父の膝を記憶に抱いて
涙で裏切りながら
鏡の中の未来の自分から
目をそらさずに

時を恐れないでほしい
できたら
からだの枯れるときは
魂の実るとき
時計では刻めない時間を生きて
情報の渦巻く海から
ひとしずくの知恵をすくいとり
猫のようにくつろいで
眠ってほしい
夢をはらむ夜を
目覚めてほしい
何度でも初めての朝に

035

_谷川俊太郎さんの詩_







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おわり

ぼくの ゆくときが きました。
おかあさま ぼくは ゆきます。
さびしい あけがたの しらんでゆく 闇のなかなかで
あなたが 両手を さしのべて
ねどこの なかの ぼうやを  
さがそうと するとき ぼくは いうでしょう
「ぼうやは そこには いませんよ」 ー

ぼくは ひと息の ほのかな風になって
あなたを やさしく なでてあげましょう。
おかあさまが  みずあびを するときは
みずの おもての さざなみになって
ぼくは いくどもいくども 口づけしましょう。
かぜのはげしい夜 あめが 木の葉を
たたくとき あなたは ねどこのなかで
ぼくの ささやきごえを きくでしょう。
ぼくの わらいごえが いなずまと一しょに
あいたまどから ひらめいて
あなたの へやに 入るでしょう。

もしあなたが ねむれないで おそくまで
ぼうやのことを かんがえていたら
ぼくは おほしさまから うたってあげます
「おやすみ おかあさま おやすみ」って。
ぼくは さまよう つきのひかりにのって
おかあさまの ねどこに しのびこみ
ねむっている あなたの むねに
やすみましょう。

ぼくは ゆめになりましょう そして
あなたの まぶたの 小さいすきまから
あなたの ねむりの 深みに
すべりこみましょう。
あなたが びっくりして みまわすとき
きらめく ほたるのように ぼくは
やみのなかへ すいと にげてしまいましょう。

プージャの お祭りに 近所のこどもたちが
うちの まわりにきて あそぶとき

ぼくは笛の音に とけこんで
一にちじゅう あなたの むねのなかで
おどって いましょう

プージャの祭りの おくりものを
もってきた おばさまは たずねるでしょう
「ぼうやは どこ? おねえさま」って。
おかあさまは しずかに いうでしょう
「ぼうやは わたしの ひとみのなかに
わたしの からだのなかに わたしの
たましいのなかに いますの」って。

                    タゴール ~「新月」より~

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