2013-06-01_0396


語らい

千恵子は見えないものを見た。
光太郎は、もはや光を失った
千恵子を見た。

後ろを振り返って、
「今日の作品のできはどうだろう」
と声をかける瞬間は
芸術家にとって最高の幸せ。

光太郎には千恵子の返事が聞こえる。
眼には見えない世界に展開する
芸術家同士の確かな一時。








                               承元寺住職 重松宗育著
                               愚中庵詩集②「いのちのいろは」 より









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