声出して数ふる祖母の豆の数

立柱の式如月の富士けぶる

点滴の間雪富士をながめゐる

雛の冠ゆれゐて細き声きこゆ

桃の花孫が見舞いのおばあさん

春闇を詫びて廻るやボヤの主人






               福井ふみ子著 「小寺のともしび」より

日記・ブログランキング
精神世界ランキング